今日も日課の株価チェックをしていたところ、任天堂の四季報にこんな一文がありました。
【スイッチ2】6月発売で今期販売1500万台計画。会社計画は4月10日時点の米国関税適用前提で、利益のマイナス影響は数百億円程度想定。今後本体値上げも検討。
……って、え? もう本体値上げ検討!? 発売して間もないのに!? と、一瞬驚きましたが、
教えていただいたところによると、
ITmedia記事:Switch2アクセサリーの価格改定について
この記事内ではこう説明されています。
任天堂は、Switch 2本体の価格は据え置くが、アクセサリーは値上げした。例えばJoy-Conは発表当初89.99ドルだったが、現在は94.99ドルになっている。値上げの理由を「市場状況の変化による」と説明した。さらに、「市場状況によっては、任天堂製品の価格も今後調整される可能性があります」とも述べた。
なるほど、今のところは「本体価格の値上げを否定していない」だけで、あくまで“可能性”のお話。とはいえ、今後の値上げがまったくないとも言い切れません。
ハードの値上げ、現実味はあるのか?
ここからは、私の勝手な妄想です!
Switch2については、将来的な値上げの可能性は十分にあると考えています。というのも、初代Switchも“有機ELモデル”という形で、上位機種を出してきた過去がありますよね?
同じように、今後「より性能の高いモデル」や「ストレージ増強版」などの形で、価格の異なるラインナップが出てくる可能性はあります。
実は“ギリギリ”な今の価格帯
「なにがギリギリだよ!いまでも売れまくってるじゃねーか!」
――そんな声も聞こえてきそうですが(笑)、実際のところ、今のSwitch2の販売価格は、任天堂としてはかなりギリギリなラインに設定していると感じています。
現在の購入層の中心は、いわゆる“ゲーマー層”。
もちろんファミリー層の購入もありますが、それは“ゲーマーなファミリー層”が中心。つまり、ゲームへの理解や熱意がある家庭なんですよね。
ゲーマー層は、新しいハードが出たら飛びつくし、価格にも比較的寛容。だからこそ、初動は売れる。でも、本当の勝負はここから。
任天堂ハードの真価は“ゲーマーの次”から
任天堂ハードの本当の強さが発揮されるのは、ゲーマー層の熱が落ち着いた後。
そこからが“一家に一台”“一人一台”のファミリー層への普及フェーズに入っていきます。
ここでポイントになるのが価格です。
以前の記事でも触れましたが、私は「4万9980円」という価格が、ファミリー層の心理的な“天井”だと思っています。それを超えると、購買意欲はガクッと落ちる。
なので、現状の価格設定はこの層を視野に入れるなら据え置きがベスト。
あるいは、Switch Liteのような“携帯機特化の廉価版”を別ラインで出すのもアリだと思います。
最後に:やっぱりソフト次第!
もちろん、どんなにハードが魅力的でも、それを活かすのはソフト。
こればっかりは、過去のどの世代を見ても変わりません。
Switch2がどういう展開をしていくのか、ハードの価格がどう変化していくのか。
注目しつつ、今後のソフトラインアップにも期待していきたいですね!