先日のニンテンドーダイレクトで正式発表された『桃太郎電鉄2』。
舞台は再び日本、そして今回は「東日本編」「西日本編」でマップが分割!
しかも市町村レベルでの地名収録ということで、かなり細かく作り込まれている様子です。
■ DL版は分割販売、でもパッケージは1本に収録
まず誤解がないようにまとめておくと:
- パッケージ版 → 東日本・西日本編セットで1本
- ダウンロード版 → 東西で分割販売(片方だけ購入も可能)
これは「ボリュームが増えたから分割した」という見方もできますが、
ややこしい売り方に感じてしまう人もいるかもしれません。
■ 問題は“売り方”より“価格設定”?
正直なところ、小売り目線でいちばん引っかかるのは価格設定の方です。
- 前作『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』 → 6,930円(税込)
- 今作『桃太郎電鉄2』 → 7,980円(税込)
- SWITCH2版 → 8,980円(税込)
■ 似た内容、毎年出るタイプのゲームでこの価格……
桃鉄は「友達や家族と気軽に遊べる」カジュアル層向けのパーティーゲーム。
前作との違いが“マップの緻密化”くらいだと、
ライトユーザーには「似たようなもんでしょ?」と映ってしまう可能性があります。
価格が1,000〜2,000円上がることで、
- 買い控え
- “中古待ち”の増加
- 「前作で十分」層の影響の動き鈍化
……など、販売現場としては少し不安がよぎります。
■ 年末商戦では期待も高いけど…
一方で、桃鉄といえば“年末”の風物詩。
テレビ番組などでタレントたちが盛り上がると、
「やっぱり桃鉄って面白そう!」という流れが生まれ、売れ行きが加速するのも事実。
ですがその場合でも、価格の高さが引っかかる層にどう響くか?は注視したいポイント。
■ まとめ:魅力はあるが、価格とのバランスに課題あり?
- 地元までカバーするマップの進化
- 分割販売の柔軟さ(DL限定)
- 年末定番タイトルとしての強さ
といったポジティブ要素は多いのですが、
「じゃあ8,980円でも気軽に手が出るか?」というと話は別です。
カジュアル層に「高くなった」と感じさせた時点で、
売上の天井が1段下がるリスクもある。