続々々々・ファミ通ランキングの信ぴょう性は?

コメント欄ネタ

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ファミ通ランキングの“信ぴょう性”と現実

「売れないから仕入れないだけ」「在庫リスクが〜」という声、確かに理屈は分かります。
ただ、それは“店頭仕入れの話”であって、“市場全体の販売動向”とは別の話です。

ファミ通ランキングは「集計店のパッケージ実売+独自係数」で作られています。
最大手通販やDL版は入っていないため、そもそも国内ゲーム市場の全貌を示すものではありません。
つまり、ランキングはあくまで“限られた範囲のデータ”を数倍しているだけなのです。

それを“市場全体の真実”のように語るのは、半分欠けた地図で世界地図を描くようなものです。

PSだけの話ではない

コメントには「PS5は終わってる」や「DLは小売に無意味」などありましたが、
DL率は任天堂・ソニーともに決算資料で40〜50%超が普通
パッケージが減っているのはプラットフォーム問わず起きている事象です。

桃鉄のようにDL含めて数字を出すタイトルもあれば、そうでないタイトルもある──
これは企業戦略であって、“売れてない証拠”ではありません。

「世界ガー」「決算ガー」への答え

「都合が悪くなると世界ガー、決算ガー」と揶揄する人もいます。
しかし、決算は株主や金融機関向けに提出する

法的根拠を持つ公式データ

です。
国別の内訳やDL率は、週販よりもはるかに正確かつ網羅的な数字であり、
しかも粉飾すれば上場企業として大問題になる“ガチの数字”です。

要するに、週販は参考、決算は事実
それを「決算ガー」と切って捨てるのは、
メーカーの公式販売発表に対して「ファミ通ではランキングに載っていないから0本だ!」
って言ってるようなもんですよ。

“ランキングは楽しく眺めるもの”は正しい

ランキングは完全な真実ではなく、参考指標の一つ。
だからこそ「ファミ通ランキング=市場の全て」と受け止めるのは危うい。

逆に「意味ない、全部嘘」と切って捨てるのも極端です。

問題は、このランキングを元にパッケージ市場やハードの盛衰を断定する論調。
それは、地元の天気だけ見て「日本全国晴れ!」と言っているようなものです。



ちょっと辛口に言えば──
「在庫リスクが〜」や「PSは〜」で話を狭めすぎると、本質が見えなくなりますよ。
今のゲーム市場は、店頭の棚よりもネットのサーバーにソフトが並ぶ時代なんです。

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