【ポケモンZA】再び心を動かされた、あの頃のワクワクをもう一度【レビュー】

レビュー

エリートトレーナーあすか

こんにちは、あすかです!

今回は『ポケモンレジェンズZ-A』をクリアしたので、感想およびレビューになります。

まず初めに感想ですが、久々に心からポケモンにワクワクできた素晴らしい作品でした!

何を隠そう、わたくし完全にポケモン世代でして。赤緑から始まり、今までのポケモンシリーズは全て遊んでおります。

ダイパ・プラチナあたりではガチ育成にもどっぷりハマり、個体値だの努力値だのに明け暮れていた時期もありました。が、サンムーン以降はすっかり情熱も落ち着き、ストーリーをサッと終わらせて満足というプレイスタイルに変化します。

半ば惰性のように発売日に購入し、プレイし続けていたポケモンシリーズですが、近年の『レジェンズアルセウス』『スカーレットバイオレット』は技術的な粗さや完成度の低さが気になってしまい、もう人生を共に歩んできたポケモンともお別れかな…とも思っていました。

そんな中で登場した今作『ポケモンレジェンズZ-A』

率直に言うと、プレイしながらかつて夢中でポケモンを捕まえていたあの頃の感覚が蘇りました…!

懐かしさとかではなく、「純粋に楽しい」という気持ちを思い出させてくれました。

正直、システム面をゲーマー目線で見ると不満点やストレスポイントも多かったのですが、それでも、ポケモンというコンテンツそのものに再び心を動かされたのは事実です。

何より、今回は自分の子どもと一緒にポケモンを楽しめたというのも大きいです。

幼い頃に自分が夢中になった作品を、今度は親として一緒にプレイする。そんな瞬間を与えてくれたこと自体がもう感無量でしたね。

あすか

細かい不満なんて野暮ですよ!
まあ後半しっかり愚痴って発散はしますけれど…。

あすかの総合評価
満足度:86
プレイハードSwitch2
クリア時間25時間

本記事ではゲーム内のスクショを含みます。(ネタバレはありません。)

作品概要

メーカー任天堂 ゲームフリーク
発売日2025年10月16日
ジャンルポケモン アクションRPG
対応機種Nintendo Switch

『ポケモンレジェンズZ-A』は、『ポケモンレジェンズ アルセウス』に続くレジェンズシリーズ第2弾にあたる作品です。

本作は、従来のコマンド選択型バトルを中心としたポケモンとは大きく方向性が異なり、アクション要素を前面に押し出した作品になっています。

戦闘はリアルタイムバトルに、技はクールタイム制となり、技ごとの使用回数(PP)や命中率といった概念がなくなったことで、非常にテンポのよい戦闘スタイルに刷新されました。

技はいつでも自由に付け替え可能

技術的な面で不満の多かった、『レジェンズアルセウス』『スカーレット・バイオレット』ですが、本作『ZA』では、Switch 2の登場によって、ハード面が大きく進化。

フレームレートも安定し、動作は滑らかそのもので、街中で生活するポケモンたちの姿を自然に眺められるほど、世界観の密度と臨場感が増しています。

街を歩くと至る所にポケモンが(ちゃんと捕まえられる)
エリートトレーナーあすか

これこそ新時代のポケモン!と心から思える体験でした

また、従来のように地方を旅してジムリーダーを倒す形式ではなく、舞台をミアレシティに限定した、狭いながらも濃密な世界設計になっています。

マップはミアレシティのみだが密度が濃い

広さよりも密度を取ることで、システム的にもスペック的にも完成度の高い作品になっていました。

キャラクターとポケモンがとにかく「カッコかわいい」

本作『ポケモンZA』でまず感じたのは、キャラクターやポケモンたちの表情がこれまで以上に魅力的になったという点です。

ポケモンだけでなく、キャラクターも非常に魅力的

Switch 2という新たなステージに移ったことで、キャラのモデリングや質感、アニメーションが一段と自然になり、まさに「ポケモンの世界に自分がいる」感覚を味わえます。

最初誰選ぶかめっちゃくちゃ悩みました

巷では「今の時代にしてはグラフィックが物足りない」という声もあるみたいですが、私はポケモンにリアル志向のハイグラフィックを求めていません。

むしろ、安定したフレームレートで快適に動くことの方がずっと大事だと思っています。その点で今作は本当にストレスなく遊べて、見た目の満足度も高かったです。

そして、テンションが上がるのが豊富な洋服のカスタマイズ要素

おしゃれ要素がとにかく充実しており、季節感のある服や個性的なアクセサリーなど、かなりの種類が用意されています。ただし、どれもなかなかのお値段で、油断するとすぐ金欠になります。

あすか

メガストーン買うよりも洋服買う方を優先してたぐらい

そのため「あの服を買うために夜のバトルで稼ごう」と思えるモチベーションが生まれるのは良かったです。

ポケモンシリーズではこれまでお金の使い道が少なかったので、このあたりの設計はうまくできていると感じました。

金はいくらあってもいい・・・

さらに、フォトモードの存在が日常の遊び方を大きく変えてくれました。

相棒のポケモンを連れて街中を歩き回り、お気に入りの服を着てカフェで休憩したり、夜景を背景にツーショットを撮ったり。それだけで気づけば30分ぐらい経っているぐらい楽しめます。

バトルや育成といった従来の楽しみ方だけではなく、ポケモンのいる世界で暮らすという体験を味わえるのが本作の魅力の一つだと思います。

ポケモンと「生活している」感覚

本作で特に印象に残ったのは、ポケモンたちが世界の一部として息づいている感覚でした。

強ポケ連れている人は憧れる!触らせて〜

本作のメインストーリーの外では、さまざまなサブクエストが用意されています。

それぞれがただの作業クエストではなく、「ポケモンのいる日常」を感じさせてくれる内容ばかりです。

例えば、怒らせたイトマルに雁字搦めにされて困っている人がいたり、推しアイドルの“推しポケ”と同じポケモンを一生懸命育てている人など、どのエピソードにも人とポケモンが一緒に生きている世界のリアリティが詰まっています。

「ポケモンと暮らす」というシリーズが最初期から掲げてきたテーマを、ここまで自然に、そしてリアルに描けていたポケモンは初めてかもしれません。

さらに、街を相棒ポケモンと連れ歩いていると、ふとした瞬間に屋上でイーブイを見かけたり、思いがけない場所で珍しいポケモンに出会ったりすることもあります。

レアポケモンを見つけると絶対捕まえたい…!!という気持ちに

そんな小さな発見が積み重なって、プレイ中はずっとワクワクしていられました。

あすか

まるで子どもの頃、初めてポケモンを遊んだときの感覚が戻ってきたようでしたね。

非常にスピーディになった新しいバトル

本作のバトルは、これまでのポケモンとは大きく異なるリアルタイムバトルを採用しています。

冒頭でも述べたように、技ごとの使用回数(PP)や命中率といった概念がなくなり、技を出し惜しみなく発動するテンポのよい戦闘スタイルになりました。

しかし、強力な技ほどクールタイムが長く、発動モーションも重いため、強技だけでゴリ押しする戦い方はあまりオススメしません。

1:多になることも

その代わり、発動の早い小技や変化技をうまく織り交ぜることで、スピーディかつ戦略的なバトルが楽しめるようになっています。

特に驚いたのはそのテンポ感で、アクション要素が強いとはいえ、うちの子ども(5歳)でも、ガチャガチャと操作しているうちに普通に勝ててしまうくらい、誰でも気持ちよく戦えるようにデザインされています。

ただ、終盤につれ難易度があがっていくのですが、それは後述します。

ゲーマー目線の不満点

はい、以上の良かったところだけで終わらせれば綺麗なんですが、そうもいかないのがゲーマーの性。

ここからはゲーマー目線で、今作に感じた不満点をざっくり挙げていきます。

あすか

ネチネチ書いていたら自分が嫌になりそうなので、サッと流していきます!

① プレイヤーを攻撃してくるな

今作では、ポケモンがプレイヤー自身を攻撃してくる仕様になっています。

特に暴走メガ進化したボスポケモンになると、こちらのポケモンを完全に無視してプレイヤーばかりを執拗に狙ってきたりします。

これ、本当に嫌でした。

「ちょっ!!ポケモンバトルがしたいのに、なぜ私が狙われるの?!」という気持ちにしかならず、手持ち6体が元気いっぱいなのに、プレイヤーへダイレクトアタック!!され気絶する理不尽さ。

気絶すると目の前が真っ暗になりポケセンまで搬送されます。…ポケモンにその要素はいらなかったかな。。

② 面白くもない大量のアスレチック

開発の中でブームになったのか、なぜか街中のあちこちにアスレチック要素が配置され、ストーリー進行上でも何度か強要されます。

しかも細い鉄骨をバランスとりながら慎重にわたる必要があったりするのですが、判定が妙にシビアで、何度も落ちる羽目に…。なんでポケモンでカイジの鉄骨渡りみたいなことしなければいかんの!

③ デパートにファストトラベル置いておけ

これもかなりの不満。

おしゃれ要素が本作の大きな魅力なのに、なぜかデパートにファストトラベルポイントがないという謎仕様で、どこのショッピングセンターも微妙に離れた場所に飛んでから移動する必要があります。

どう考えてもここにポイントおいておけ!

④ 後半のバトル調整が雑

中盤まではテンポもよく、「いい感じ!」と思っていたんですが、終盤に近づくにつれ火力インフレが発生。大半のポケモンが1〜2発で沈むバランスになり、弱点を突くか突かれるかのワンパン合戦に変貌します。

特にラスト付近ミッションの暴走メガ進化×3体バトルなどカオスそのもの。

プレイヤーにも攻撃が飛んでくるわ、ポケモンは集中砲火で秒で退場するわで、もはや笑うしかないレベルの大怪獣バトルが繰り広げられました。まあポケモンでリアルタイムバトルしたらこうなるよね。。

・・・・・・・・

・・・はい!ざっとプレイ中に感じた不満は吐き出せたかな。

こうして書いてみると細かい粗は確かに多いけれど、それを補って余りある魅力があります。

自分自身またポケモンに夢中になれた素晴らしい作品だったと思います!

まとめ

あすか

いかがだったでしょうか!

結局、不満が多いじゃないか?うるさいですね…。

たしかにシステム面では手放しで褒められない部分もあります。それでも、本当に面白かったんですよ。

そして何より、久しぶりにポケモンで心からワクワクできました。それだけで、もう十分です。

少なくとも、次回作のポケモンは間違いなく発売日に買うと思いますし、今からすでに楽しみです。

ただ、今作ミアレシティだけで完結しているのは少し寂しかったですね。

この完成度で、もし従来のようにフィールドを駆け回りポケモンを捕まえ、ジムリーダーに挑むような、そんな冒険するポケモンを再現できたら、シリーズの新たな金字塔になるんじゃないでしょうか。

自分自身、まだまだポケモンを楽しめるんだなという喜びを噛みしめながら、今回の記事はおしまい!

あすか

ではまた、あすかでした〜!

おまけ

エリートトレーナーあすかちゃん。モンスターボールがまんまだったのでモザイク処理(雑)

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