【本作の特徴】
・龍が如くをあまり知らなくても楽しめる内容
龍が如くはシリーズがかなり長く。今から全てを追いかけるというのは非常に厳しい。
ただし今作は「記憶を失った真島吾朗」が主人公であり、初見でも楽しめる内容になってます!
過去シリーズ最低でもやっときたいよ!という方は無理に全作プレイせずとも、一応キャラクターとしては龍が如く0と龍が如く7。時系列として8の半年後のため龍が如く8をプレイしてれば更に世界観に没頭出来る内容になってます。
内容としても物凄くザックリいうと、「記憶を失った真島吾朗が海賊になって財宝を探し求める!」というのが本筋のため過去に起こった出来事を知らなくてもストレスなく楽しめる内容になってます。
ファーストインプレッションでも書いた通り、ロバート秋山の存在感が半端ないです。
イベントで喋ってるだけで「いやもういつものロバート秋山のコントじゃん」と感じるほど存在感が強い。
加えて「ミナト区系女子」オーディションというのはゲームニュースで見てましたが、サブストーリーではこの「ミナト区系女子」とロバート秋山が合コンするという内容の実写ムービーで流れるサブストーリーまでありました。
マサル自体は割と真面目なキャラなのに対して、この実写ムービーは完全にロバート秋山になってます(笑)
ついに最新ゲームでは、ムービーが実写ムービーにしちゃったよ……!という衝撃は凄まじかったですね。
特に5人それぞれとデートをする内容で、1人目2人目あたりは死ぬほど面白くて演者の方も「もう笑っちゃってるじゃん」というレベルで面白かったです。アレ、台本無しのアドリブでやってない……?(笑)
(1人目2人目が面白かったけど、3人目以降は逆に失速するくらい微妙なところもありましたが笑)
真島吾朗に負けないくらい存在感を放っていたキャラクターとして強かったですね、マサル。
・豊富な寄り道要素
本編自体はそこまで長くはなく。エンディングでも「本当に記憶喪失になって海賊やってたんですか?」とか聞かれるくらい濃密な短編ストーリー。
その本編よりも時間をめちゃくちゃ溶かされるレベルで用意されている寄り道要素。
元々龍が如くシリーズがミニゲームやサブストーリーが豊富な部分はありますが、今作も本編はナンバリングよりも短いですがミニゲームとサブストーリーは結構ボリュームある。
しかもその内容を行うことで真島自体が強くなる要素にも繋がるのでついついプレイしちゃいます。
ファーストインプレッションでも書きましたが、二章に入った途端に解放される要素が多すぎて多すぎて……!!
ちなみにファーストインプレッションでは二章途中の内容でしたが、そこにパイレーツコロシアム(海賊同士で戦い合うミニゲーム)とデビルフラッグ(凶悪な海賊退治)が追加されました。一章がサクッと終わっただけに、二章で寄り道要素が追加されすぎて全然メインストーリーが進まない罠にかかりました(笑)
・ストーリーがやっぱり最高!
寄り道要素でメインストーリーを一時置いてけぼりにしてましたが、メインストーリーも最高でした!
龍が如くの魅力=豊富な寄り道要素+ストーリーというのが個人的に好きなところですが、今作も龍が如くの良いところが詰まってました!
メインストーリーで敵味方入り乱れるお宝の争奪戦。
そして「これぞ龍が如くよ!」と感じる、腹を括らなきゃならない。漢を出さなきゃならない熱い演出!
このシーンは目頭を熱くさせましたね……!普段ふざけてるのに、還暦の真島吾朗にアツくさせられました。
寄り道要素すっ飛ばしてメインストーリー追いかけるだけでも満足の内容です!
・汚いディズニー
コレは外せない!
最初と最後のみですが、今までの龍が如くにはないミュージカルシーン。そう。それはまるでディズニー……というと言い過ぎですね。


そもそも出演者のほとんどが社会のはみ出しものばかりが、ここだけ急にディズニーみたいに歌って踊るミュージカルが差し込まれる。
サブストーリーでは語らなかったですが「元モー娘。の飯田バスツアー」とか、諸々よく怒られねーな……ってレベルのサブストーリーをぶっ込んでますが、このミュージカルシーンも冷静に見るとなかなかヤバい(笑)
特にエンディングで普通に踊ってますけど、お前もお前もお前も散々このメインストーリーで血で血を洗った争いしてて、何ディズニーみたいにハッピーエンド感出してるの?と正気を疑うレベルですね(褒め言葉)。
【まとめ】
龍が如く8外伝、非常に楽しめました!
クリア後はハワイを満喫するクリア後モードもあり、豊富な寄り道要素がまだまだ残っております……!いやよく皆さんトロコンできますね。時間がいくらあっても足りない気しかしないです(笑)
新作をサクッとクリアしたいだけなら海賊としてメインストーリー重視でプレイしてもいいし。
8のサブストーリーに出てきたキャラの「その後」を知りたければハワイのホノルルを回りまくってサブストーリーをやり続けてもいい。
サクッとクリアも、どっしり座ってボリューム満喫しても楽しめる作品です!