2025年7月4日、株式会社カプコンが「カスタマーハラスメント(カスハラ)」に対する明確な対応方針を発表しました。
昨今、SNSやレビューサイトを通じて、企業の対応や製品に対する過激な批判、
さらには従業員個人への誹謗中傷や人格否定といった行為が問題視されています。
今回のカプコンの発表では、こうした行為が確認された場合、
サポートやサービスの提供を断る場合があることに加え、
悪質なケースには法的措置も辞さない姿勢を明らかにしました。
このような発表は、1月のスクウェア・エニックスの表明に続くもので、
業界全体として「ハラスメントを許さない」という意識が高まっていることがうかがえます。
「カスタマーハラスメント」という新たな課題
かつて「お客様は神様」と言われた時代もありましたが、
インターネットを通じた双方向コミュニケーションが主流となった現代では、
企業と顧客の関係性も見直されつつあります。
特にゲーム業界のようなクリエイティブな分野では、
現場スタッフの心理的安全性がパフォーマンスに直結するケースも多く、
従業員を守るためのガイドライン整備は必要不可欠なものとなっています。
今回のカプコンの表明は、単に自社スタッフを守るというだけでなく、
業界全体に対するメッセージとしても大きな意味を持つといえるでしょう。
詳細は以下のカプコン公式サイトで確認できます。
👉 【カプコン公式】カスタマーハラスメント(誹謗、中傷等)への当社対応について
こうした企業の姿勢が、顧客とのより健全な関係構築につながっていくことを期待したいところです。